2015年3月に一般社団法人 グローバル教育研究所の勉強会で「グローバルで儲ける」というタイトルで講演をしました。
非常に好評だったので、Internet of Things(モノのインターネット)、Industry4.0などの最近の動きも付け加えた内容にしたものをシリーズでお届けしたいと思います。
目次
»儲けるとは?
»IoT時代にグローバルで儲けるために
˃分析
˃方向性
˃オムニチャネル
˃グローバルプロダクトマネージャーの設置
˃在庫最適化
˃パイプライン可視化、営業力強化
˃人財モデル
˃ITサービスの活用
儲けるとは?
ここでの定義は、自己資本が増加することを「儲かる」としています。
このためには単年度のP/L上の収益を増やすだけではなく、収益を源泉としたフリーキャッシュフロー(FCF)を増やす必要があります。(図:自己資本の増減とFCの環形 参照)
また、「儲かる」状態を続けていくためには、対象期間でのFCFの総和を極大化させることが重要になります。(図 自己資本増強にはFCF面積極大化が必要参照)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgRTgUhTj_qI6Ki1gHiSdyPyDJqBs4FllqsKFi2u8VBd38nFLdt1i46GTfkbJQjbB_x5O-3cR5tKy6zPLkAzqbz_sJSYTr_8hmboeeZbnSJ4BJ7kHON46KIk2vXokiRpnVyh77PSvmfzhMq/s200/FCF%25E9%259D%25A2%25E7%25A9%258D%25E6%25A5%25B5%25E5%25A4%25A7%25E5%258C%2596.png)
その為には時間軸を取り入れた概念であれる、FCFVMG(Velocity Made Good:方向性と速度を要素としたベクトル)を最大化することが必要になります。
次に、FCFに影響を与える財務的なドライバーが何かを見てみましょう。
この図にあるように、短期的にFCFを良くするためには、設備投資やR&Dへの資本投下を減らすことが手っ取り早い方法だということが分かります。
直感的にご理解いただけると思いますが、これでは長期的に「儲ける」ということにはつながりません。環境変化の激しい現代では、新しい製品及びサービスへの投資をしなければあっという間にビジネスがジリ貧になっていくのは目に見えています。
次回は、長期的に「儲ける」ための施策全体像を提示します。また、日本企業の実態を分析し、より具体的な施策に落とし込むための方向性を提示したいと思います。
次に、FCFに影響を与える財務的なドライバーが何かを見てみましょう。
この図にあるように、短期的にFCFを良くするためには、設備投資やR&Dへの資本投下を減らすことが手っ取り早い方法だということが分かります。
直感的にご理解いただけると思いますが、これでは長期的に「儲ける」ということにはつながりません。環境変化の激しい現代では、新しい製品及びサービスへの投資をしなければあっという間にビジネスがジリ貧になっていくのは目に見えています。
次回は、長期的に「儲ける」ための施策全体像を提示します。また、日本企業の実態を分析し、より具体的な施策に落とし込むための方向性を提示したいと思います。
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